年齢を重ねるにつれ、性別に関係なく気になるのが顔のシワやシミ。
特に男性は女性ほどスキンケアに気を使う人は少ないので、若い頃はいいものの「気が付けばシミだらけ…」という方も多いのでは?
そこで「シミは何とかならないの…?」と検証してみた。
レーザー治療までは…
シミ取りで真っ先に思いつくのがレーザー治療。
皮膚科やクリニックなどで実践している手っ取り早い治療法で、レーザー光線でシミの元となるメラニン色素を破壊する。
レーザー治療だと、費用やダウンタイム(施術から通常に戻るまでの期間)も気になるし、周囲や家族にも知られたくない!という場合に注目するのが「シミ消しクリーム」だろう。
シミ消しクリームって効果ある?
周囲にバレずに徐々にシミを薄くするという作戦に有効そうなシミ消しクリーム。
効果のほどを検証してみよう。
そもそも何故加齢でシミができるのか
シミの原因は、表皮の最も底にあるメラノサイトから作られる「メラニン」。
通常は肌のターンオーバーで排出されるが、加齢や紫外線などによるダメージによって肌内部に蓄積され、それがシミとなる。
男性のシミの原因は、紫外線であることがほとんどとも言われているので、やはり日焼けに無頓着な若かりし頃が原因か…。
できてしまったシミはどうする?
できてしまったシミは、セルフケアでは改善できない種類もあるという。
それでもシミを改善する方法としては、正しいスキンケアや食生活の改善、サプリの服用などがあり、肌のターンオーバーを促進し、メラニンの排出を促すことが重要となってくる。
そこで登場!シミ消しクリーム
シミ消しクリームは、有効成分が働きかける事でシミを薄くしたり、予防する事が期待できる。
また、肌のターンオーバーの大敵である紫外線、乾燥によるダメージから肌を守る働きをするクリームもある。
シミに効果的な有効成分とは
シミの原因となるメラニンの生成を抑えることと乾燥への対策が基本となる。
「シミを今すぐ消す!」というよりは、シミの成長を止めるような効果が期待できる成分がほとんど。
代表的な有効成分をみてみよう。
メラノサイトの働きを抑えるトラネキサム酸
シミの原因となるメラノサイトを活性化させるプラスミンの働きを抑えることで、メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ。
メラニン生成の酵素を抑制するアルブチン
メラニンを生成するチロシナーゼやTRP-1に作用して、メラニンの生成を抑制する効果がある。
メラニンの生成を抑制と代謝を高める効果のビタミンC誘導体
メラニンの生成を抑え、さらに代謝を高めて、シミ改善に効果が期待される。
コラーゲンの生成を助ける効果も特徴。
ちなみにビタミンC誘導体とビタミンC、実は効果はほとんど同じで、肌への吸収が悪いビタミンCの欠点を補うのがビタミンC誘導体だ。
肌のターンオーバーも促進するプラセンタエキス
メラニン色素をつくるチロシナーゼの活性を阻害。
また、代謝を活発にする効果もあり、肌のターンオーバーを促進することで、メラニンの排出もスムーズに。
できてしまったシミにも効果が期待できる。
コウジ酸
コウジ酸はその名の通り麹を元にした天然由来の成分。
酵素の働きによって、メラニンを生成するチロシナーゼの働きを阻害する。
最後に
代表的な有効成分をみてきたが、その他の有効成分を含めたシミ消しクリームも多くある。
また、成分を見比べるのが面倒な場合には、「医薬部外品(薬用)」と記載された商品がおすすめだ。